ニン・ヴァン 石彫の芸術作品に魂を吹き込む里

ニン・ヴァン 石彫の芸術作品に魂を吹き込む里

400年以上の歴史を持つニン・ビン省ホア・ルー県ニン・ヴァンの石像彫刻の職人は、今もこれからも特色ある石造彫刻の傑作を人類を残すと共に、村に確かな足跡を刻み、世間からの関心を集めています。

ファット・ディエムの石造りの教会(ニン・ビン省キム・ソン )は
ニン・ヴァンの石彫職人の痕跡が残る古い建築作品。

 

主に小規模で手工芸品の生産を行う工芸村でしたが、今日ではニン・ヴァン石職業村は美術石彫加工を専門とする大企業とともに見事に発展してきました。統計によると、現在、ニン・ヴァンには約80の企業、600の生産施設、伝統工芸村として認められている10か村があります。工芸村の年間総売上高は約2,000億VND です。

ニン・ヴァン村の石彫工芸品がいつ登場したのか正確にはわかっていませんが、ン村の石彫工芸の祖先はタイン・ホア省ニョイ村出身のホアン・スン職人だと言われています。若い頃、彼はここに移住し、村の娘婿になり、石像彫刻の仕事を始め、それを地元の人々に教えました。

ニン・ヴァン石彫村の代表的な作品としてはホア・ルーの古都、リュウ王女の霊廟(ナム・ディン省ヴー・バン)、ファット・ディエムの石造教会(ニン・ビン省キム・ソン)、カイ・ディン霊廟(フエ)、フォン・ティック寺院(ハノイ)の仏像、タイ・ヴィ寺院 (ニンビン省ホア・ルー)などがあり、国の重要な史跡に今でも保存されています。


 

 
 

石彫の芸術作品を完成させるには、多くの段階を経る必要があります。原材料の選択が最も重要で、素材が良くないと作品の質は高くなりません。石彫は長年の経験が必要であり、亀裂や汚れのないきれいな石材を選択する必要があります。

この職業で長い経験を持つズオン・ヴァン・タン職人は「この職業には職人の細心の注意と創意工夫が必要です。しかし、新参者は自分の才能に溺れてしまいます。最も重要なことは熱心に学ぶことです」と述べています。


 

 

ニン・ヴァン美術石彫村の製品はモニュメント、墓、教会、仏像、香炉、書簡帳、レリーフなど多様で、ニン・ヴァン石彫職人が国内外のお客様に人気のある独自の美術石彫作品を荒い石から生産しています。

 

以前は、ニン・ヴァン村の石材加工のすべての段階が手作業で行われていました。その後、機械技術が発達し、職人の労働効率は格段に向上しました。

ニン・ヴァン石彫村の製品は目に見える価値があるだけでなく、石像彫刻をする人々の伝統的なアイデンティティに富んだ文化的および精神的な価値も含んでいます。

 

文と写真: グエン・ゴック・リン



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